自然栽培の方針




美味しさは自然の形をしていました。

科学とは人を通して自然を見る事。

自然は知っています。どうやれば良いものが出来るかを。

それが、どんなに美味しいのかという事を。

「本物のおいしさは脳に美味しい瞬間が残るもの。」

自然農法で、しかも旬の美味しいものだけを販売しています。

美味しく、食べて健康になれる農産物を育てています。



-トップページ目次-

  1. 農園概要と私たちのこだわり
  2. 食べる物は大事だからこそ、いつも身近に
  3. 自然農法が難しかった理由
  4. 遠野もぐもぐカントリーが目指している農業
  5. 土と作物と収量






 「土壌は大事」。頭では知っていたつもりでした。用語や機能、その仕組みなど。自然農法に取り組み約8年。農業に関わり約24年。農家に生まれ29年。やっとその自然の中での意味がわかってきました。「土壌とは何なのか、農業とはどういう事なのか」を。土も教えてくれています。「今我々がどういう状況に置かれているのかを。






民話のふるさと岩手県遠野市で農作物を育てています。


自然が豊かな、農業にはぴったりの場所です。夏冬の気温差が激しく大変厳しい自然環境ですが、その分農産物も美味しく、季節のうつろいが美しいです。また、遠野物語、民話の里として有名です。

自然に近づき、植物医療に沿った管理で安心・安全をお届けします。ただ自然の中で育てているだけではいけません。  その結果旨味の濃い、病害虫にもやられない美味しくて健康な野菜を収穫出来ます。
「安心して、もぐもぐ噛みしめて食べる事が出来る美味しい農産物をお届けする」
これが店舗名の由来にもなっています。 自然環境にに溶け込み、旨味が凝縮された野菜・果物と産地直送で、美味しいを体現します。


自然農法野菜の特徴。
自然農法とはその土地の環境と作物本来のおいしさを最大に引き出しお届けする方法です。畑や土、環境が悪ければ自然農法で育てる事は出来ません。

 植物、土壌の状態を正しく理解、対応できた時、植物の本気を引き出す事が出来ると実感しています。それは植物、土壌を自然的に医療、自然の中に溶け込ませる事でした。自然の中に「ある」のと、「いる」のとでは意味が全く違います。

食味や品質(栄養価、外見)も良く、収量も適正で病害虫に侵されず、環境にもやさしい。 お客様に自信を持ってお勧めできる農産物が出来ました。

「自然の中の野菜ってこんなに美味いんだ。」

そう感じて頂けるはずです。

「健康を考えているから野菜を食べる」ではなく、「自然と食べたくなるような美味しい野菜を食べるから健康にに近づく」のです。体はどうやれば健康になれるか知ってます。

食べたもので、あなたは出来ているのです。

なぜ農業大学校卒業の私が農薬や肥料を使わず、水耕栽培、植物工場など選ばなかったのか、食べる事で一部分をわかって頂けると思います。
 











食べ物とはすごく身近なものです。毎日必要なものなので、出来るだけ身近に、安全・安心が当たり前でなければと思っています。



安心できる基準とは。
個人的には国の基準だけでは安全・安心ではないと感じていますし、そう感じられている方も多いと思います。

私は「どうやったら美味しいものができるのか」という事を学生時代から考え、勉強していました。
当時は減農薬栽培の卒業研究に取り組んでいました。色々資料を漁っていると農薬や肥料の安全性について書かれているものも目にする機会が多くありました。

その時に知ったのは、「安全性は基準だけでは測れない」という事でした。硝酸態窒素過剰、化学物質過敏、腐敗と発酵がなぜ起こるのかなど。
当時丁度自然栽培という方法が話題になっている頃でしたので、個人的に自然栽培・自然農法に関する書籍も様々勉強しました。

それから、有機農業についても勉強しましたし、学校では、一般栽培の最新の農業技術について学びました。農薬について知るために「毒劇物取扱者農業用品目」の資格も取得しました。

それから、世界の農業がどうなっているのかも…。


農業なんて馬鹿らしいと感じた理由。
今結論として感じているのは、

人間が自分で農作物が育たない理由を作っておいて、育たない現象を自然環境のせいにし、資材や莫大なカロリーを消費し自然環境や自分の首を絞め、自分達自信で体を壊すようなものを作っている。食品廃棄量も凄まじい量で。しかも、何十年も前からそのことはわかっているのに。
これは自然農法を始めた福岡正信氏も言っていた事です。福岡氏の影響を受けてそのように感じるのかもしれません。それでも、彼の言っていたことは間違っているとは微塵も考えられません。現に、その悪影響が徐々に姿を現し始めているのですから。

腹に入ればみんな同じ?


少し話がずれました。話を戻すと、スーパーに行けば食べ物が手に入り非常に便利な世の中です。しかし、普段食べているものが健康に役立つかと言えば、疑問が残ります。

食品添加物、遺伝子組み換え加工品、形だけ整え出荷される野菜たち。その成分まで気にしている人はどの位いるのでしょうか。健康寿命は延びていますが、医療費は年々膨れ上がっています。

健康な人が多ければ、医療費は必要ありません。投資に回せます。その他、色々な費用を節約する事が出来ます。「病気になっても好きなものを食べて死ぬ」という方もいます。出来るだけ長生きしてください。医療費を負担する事になるのは、今一生懸命な人たちなのだから。

どのような過程を得て生物濃縮されたかは、最終消費過程である私たちの体が表しています。ガンに治療薬を使う。まるで、野菜に農薬を使うかのように。その農薬の効果がどのようなものかは、農家が良く知っています。その後どうなるのかも。

時代遅れの自然農法?。
資源は有限です。効率よく利用しなければなりません。温暖化の要因でもあります。 大規模化、機械の利用だけではなく、無料の資源と知恵を使いましょう。

「今時自然農法なんて遅れている」そう思う方もいるでしょう。農学、自然科学に一番近いのが自然農法です。決して収量が少ないわけではありません。

手間暇をかけて作物を育てる。その作物を育てるのに、どの位費用がかかっていると思いますか。金額だけでなく、消費した資源、それによる環境の悪化、環境悪化による農作物被害金額。時間があるならば、ぜひ一度詳しく調べてみて欲しいです。世界の農業がどうなっているのか、自然農法が本当に時代遅れの農法なのかを。

どうして低コスト低カロリ-(野菜が出来るまで合計した消費熱量。資材等の流通過程も含む)で栽培可能な自然農法があるのにそれを普及、進歩させないのだろうか。
誰もやらないのだったら、私も自分でやってみる事にしました。




歴史的背景、土壌、環境、品種、肥料、農薬 などからなる原因の不明瞭化。



原因は一言で表すとこのような事になります。原因と結論を確信したのは2018年になってからの事です。

遠野の中山間地に、私が育てている畑は点在しています(野菜・果樹約1.3ha自家用水稲を含めると1.7ha)。そのため、一つ一つ畑の土壌が異なります。有効土層、ph、腐植、有機物含量、土性、作付履歴など。これらをまとめて大事な要素が、物理性・生物性・化学性となります。これらが、みんな畑によって異なるのです。休耕地、造成地、水田転作、慣行農地等。この事が幸いしました。

無施肥、無農薬で連作を行いました。

その結果、「土壌有機物、腐植含量が土壌の健康状態を左右する最大で最も重要な要素」という結論を出しました。
それはどうしてか、簡潔に表すとこんな感じです。


  • ・農薬と肥料が必要になったのは、必要になるような環境を自分たちで作ったから。人工的な農薬と肥料が必要なわけではなく、自然に存在する栄養が必要。

  • ・土壌は耕起、攪乱に遭う事がなければ、数百年、数千年の代々積み重なった有機物、腐植が地下に存在する。土壌は年々上に重なって生成される。

  • ・耕盤を壊すと、生育が改善すると言われているのは、地下の有機物等を利用できるため。根の範囲の有機物等が消費され不足すれば生育は悪くなる。

  • ・自家採種は低栄養化の土壌でも、吸肥力、根からの分泌物が強い個体を選別出来る。ただし、適切な栄養状態の土壌であれば、F1でも大概は順調に育つ。

  • ・何が自然で、いつ、どこからが自然でないのかを知る。自然であれば自然農法は種を播くだけでも出来る。自然でなければ自然近づける手助けが必要。

  • ・消費した有機物を回復させ、土壌生物のエサとするのは時間がかかるため、経営的に難しい。しかし、土壌微生物の生育、更新は秒単位。

  • ・土壌の健康を保つことが、農産物、人間の健康に直結する。多種多様な微生物の営みが合って、土壌は多種多様で栄養豊富な状態を保つ事が出来る。

  • ・植物の健康は、栄養豊富な土壌がなければ成立たず栄養が過多、不足で病気になる。知識として知っている栄養の補充だけでは健康な栽培は不可能。

  • ・病原菌がいないから無農薬栽培が可能なわけではなく、健康な植物があって、初めて意味のある無農薬栽培が出来る。健康な植物は農薬を使う必要がない。

  • ・健康な植物には、人体でも有益な微生物が生息する。不健康な植物は、その逆である。微生物を取る事も健康を保つ要素である。

  • ・健康な植物とは「栄養状態と生理状態のバランスが取れた植物」である。健康な植物には人為的な化学物質や過剰な成分が含まれない。

  • ・だから、仕組みの整った自然農法農産物は、無駄な栄養の消費がなく美味しい。

  • ・農薬や肥料の使用は、症状の改善を連続させることで、対処療法である。原因を取り除いたわけではない。連用は不健康へつながる。

  • ・症状が出るという事は、原因があるという植物からの知らせ。植物の様子を観察すれば、どこに原因があるか明らかになる。

  • ・おそらく、その植物が原産地のものだったならばその原因は土壌、周辺の環境にある。もしくは、その植物が原産のものでないなら、原産地に近づけた管理、または別の品種を利用する事。

  • ・品種以上の性能を発揮する事はない。適切な品種選びも重要。その品種の特性について十分に知る事が肝心。

  • ・本当の自然には、植物で経済活動が成り立つか、それ以上の優れた仕組みがある。忘れてはならないのは、人間が知っている事は自然界のほんの僅かな知識だという事


  • 低資材、不耕起(小耕起)、多様な輪作、植物を用いた被覆の利用で農産物を育てる事。

    その農産物を手頃な価格でいつも食べてもらえるようにする事。



    便利は楽か?
    読書家な方は、私がどんな本を読んだか見出しでわかってしまうと思います(参考文献は後に記載)。
    私も色々悩んでいました。不耕起よりも耕起した方が作業しやすく、便利だったからです。草取りも大変ですし。それに、不耕起にはよくわからないことも多々あったので試してみる程度で、本気でやろうとは思いませんでした。

    ですが、運よくそれに関する書籍を目にする事が出来ました(牛・土・微生物 デイビッド・モンゴメリー)。その本を読んだことで、踏ん切りが付きました(不耕起に関しては、「福岡正信氏の無[Ⅲ]自然農法」でも書かれています。自然農法の技術が中心の書籍です)。

    ちょうどビニールマルチの廃棄物や耕起について考えていたので、モヤモヤが吹っ飛びました(この年は無マルチニンジン栽培を盛大に失敗しました)。自然農法での経験を積み、不耕起では栽培出来ないという思い込みが消滅した時期でもありました。自然農法について報告する機会も頂き、「自然農法とは何か」頭の中で整理がついて来ていました。


    植物はありのままの様子を表現している
    私は、農作物を師とし自然農法を学びました。人から聞くことはその人を通して自然を見る事だと考えていたからです。人から直接教わるのはとても勉強になる事だと思います。ですが、農作物を育てるなら人ではなく、農作物に聞くべきだと。トマトならトマトが一番トマトの作り方を知っていると。何もない状態で考える事をしたかったからです。今もその考えは変わりません(読書や情報収集はたくさんしましたが)。昔の人も同じことを言っていたようです。

    おかげさまで、自然農法でリンゴも採れ始めました。カラスや動物にも大人気となっています。リンゴは無散布、有袋栽培、無施肥です。果樹栽培を通し、不耕起が不可能ではないというのを肌で学びました。果樹でできるなら、野菜でも出来るはず。良い土壌の仕組みに違いはないからです。後は工夫あるのみです。

    誤解があるかもしれませんので、解説すると

    ・不耕起➡耕起する必要がないほど土壌が発達しており、生物が豊か。

    ・無施肥➡輪作、被覆作物の利用での腐植補給。生物の循環を生かし栄養補給。

    ・無散布➡何も必要のない程土壌、植物が健康な状態であるので、必要としない。

    そうして育てた作物は、自然科学の極みです。人工的に育てられたものとは一線を隔てています。その美味しさは天然もので、価格は高くない。コストは少ない。出来るまで苦労は多いですが。そんな美味しさたっぷりの農産物を身近に感じて欲しい。どんなに手軽で、幸せな事なのかを。


    facebook始めました。小まめに更新してい行きたいと思っております。




    【お子様も安心して食べられる本物の野菜をお探しの方へ】



    自然農法とはその土地の環境と作物本来のおいしさを引き出しお届けする方法です。




    ※認定機関栽培基準。

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    【自然栽培・自然農法とはどんな方法なのかをご紹介します】


    よく一般的には、自然農法は草だらけ、虫食い、手抜きみたいなイメージがあります。ですが、それは誰かが勝手に作り上げた自然農法のイメージなんです。
    ですから、ここで自然農法とはどの様な方法かを知って頂き、野菜を見る目を肥やして頂きたいと思います。




    1.土作り
    緑肥や草生栽培、作物の組み合わせでその土に合った微生物やミネラルを増やし、安定した栽培を可能にします。偏った栄養をもち微生物の環境をを壊す動物性堆肥や化学肥料は一切使いません。もちろん、出来る限り機械も使用し、土に負担をかけない範囲で効率化します。

    2.適地適作
    自分が育てたいものではなく、その土地の環境や土、作物の性質に合ったものを栽培します。そうする事によって、農薬と肥料を使わなくても良質な農産物が栽培可能になります。

    3.適期作業
    作物が伸びたいときに伸びれるよう成長に合った作業を行います。植物ホルモンや栄養状態・生理状態が適切な時、良い農産物が生まれます。

    4.実験する、調べる
    育つところには育つ理由があり、育たないところには育たない理由があります。原因を追究する事で技術の向上につなげます。



    -農薬・肥料と品質の関係-

    ・農薬や肥料を使用するから美味しいものが出来るのではなく、それらを使用する事によって一時的に栄養状態(不足していた栄養が補給される)が改善します。

    そうする事によって、果実生産や体の成長に使われるエネルギーが増えます。

    しかし、植物が生理的(植物が体を適切に保つ活動)にも欲している栄養が必要な時にすべて補給されるわけではありません。植物には、あるものが吸収されると、もう片方が吸収されにくくなるという現象があります。
    >そうすると、植物の細胞が徒長し、栄養バランスが崩れ、生理的な活動が悪化し、病害虫に対して弱くなります。農薬の出番となるわけです。これは、治療薬ではなく対処療法として使われます。

    それで、かろうじて植物に住み着いていた微細な良い菌も殺します。

    微生物は、分解するものが決まっており、植物の徒長した原因であるものを分解する役割は、人間にとって悪い微生物が担当しています。

    悪い微生物が増えやすい環境下にある(細胞の徒長、農薬や肥料の使用)ので、農薬をかけた後でも悪い方はすぐに増殖します。

    良い方は、増殖できる適切な栄養状態下(農薬や肥料使用では再現不可能)ではありませんので、ほとんど増殖出来ません。

    こうして、腐敗しやすい植物になるのです。農薬の使用条件を守ってもこのようになります。私は一応農薬を扱う資格(毒劇物取扱者、農業用品目)の資格を持っていますので、それなりに知識はあります。いくら土壌診断をしたとしてもそれだけでは補いきれないものがあります。最終的にその悪い影響を人間が受け、高い医療費を支払う事になるのではと思っています。一応、一生の間食べても問題ない数値が農薬の基準となっているらしいですが、体内での複合汚染の影響を少しでも減らしたいと思っています。



    -自然栽培と収量-

    ・平均的に見ると一般栽培よりは採れませんし、採りません。環境も壊しません。一般栽培が採り過ぎなのです。採っても美味しくなければ食べてもらえませんので。もちろんある程度の収量は必要だと思っています。

    条件さえ整えば、一般よりも採れる事はあるそうです。私も品目によっては実感しています。

    ただ、高いお金を支払い農薬と肥料を買い、量を作り美味しくない農産物や安全でない農産物を育て、消費者にお届けする。農業としてどうなのかなと感じます。食料自給率が低いのや食べ残しが多いのも、美味しくない農産物が出回り、手に取ってもらえないというのもあるのではないでしょうか。

    農業として大事なのは何かと考えた時に、安全・安心、美味しく食べてもらえる、品質、価格、環境を出来るだけ壊さないなど最低でもこの条件は必要だと思います。しかし、現状は棚上げ状態です。食べてくれる人を考え、そこから農業としてどうあるべきかを考えなければならない時期に来ていると感じます。品質あっての収量。収量を上げた後、品質を良くする事は出来ないと思います(自然栽培並みの品質であれば話は別ですが)。

    なぜこんな事を言うのかという事ですが、世界的に危機的状況だと感じているからです(興味がある方は地球白書等をお読み下さい)。土壌の喪失や飢餓、環境破壊、水不足など問題は山積みです。日本の国内だけでも抱えきれないほど問題だらけです。私たちの経済も先進国だけでは成っり立っていません。安くものが買えるという事は、誰かが私たち以上に負担をしているという事ではないでしょうか。もう知らんぷりは出来ません。そういう事で、水が豊富な日本の農業だけでもなんとかしたいと感じています(日本以上に水が豊富な場所はない)。

    その方法として、自然栽培です。適地適作、適期作業、負担の少ない機械、栽培技術。これらだけでももっと日本の農業は改善出来ると思います。

    大規模化が出来ない中山間地では、畑が点在しており、畑の特徴も違います。その場所に合った園芸作物、手作業が向いている果樹などが必要になります(これらは水稲などより高単価です)。

    細かい栽培には人手が必要となり、雇用が生まれます。自然栽培では上手くいけば、管理の手間は減ります。植物に合った環境で育てば人があまり手入れをしなくても上手に育ってくれます。




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