自然農法・自然栽培野菜|自然農法の畑のきまり

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当農園での無農薬・無肥料の表記の内容は以下の通りとなります。



※法律で表記に関して制約がありますが、実績のある団体の認証があれば例外として認められておりますので、自称ではありません。

※表記や認定がない場合、個人による価値観で基準があいまいですので選ぶ際には話をよく聞いて選びましょう。


【一般社団法人 MOA自然農法文化事業団】から認証を受けています。

【MOA自然農法プラチナ】です。

耕作面積の約1.3ha認証を受けています。

※2022年3月15頃から1.3haの内、天然ミネラルがMOAの認定基準より外れているため、りんご、ブドウ、西洋ナシは認定を取り消しました。これはさらに一歩良い農産物を育てるために、必要だと判断したためです(天然ミネラル、鉱物性のみで、農薬等は使用していません。)。

※植物性資材(植物性堆肥・残渣、緑肥)のみ使用。植物性堆肥・残渣・緑肥も野菜と同じ条件で育てたもののみ使用。一部菜種油粕を使用。


【使用している資材】

緑肥

落葉(一部)、草、モミガラ(暗渠)、野菜残さの堆肥(状況に応じて)、鉱物質肥料(岩や鉱石を砕いたもの)、天然ミネラル。

草木灰(ブドウ)。

りんご等果樹や一部調子の崩れた苗の回復に、食酢、ミネラルを使用。

【種、苗】

自家採種、自然農法種子、F1種子、種イモは自家採種を利用。

苗は自家育苗(無農薬・無肥料)です。一部植物性のぼかしを少量使用。


※平成29年4月1日発行、MOA自然農法ガイドライン実施要項参考

自然農法の中で植物性資材のみを使用して栽培した農産物です。


土作り

というように当農園の自然栽培・自然農法の農作物は圃場の認定や検定を受けた所で育てられています。


有機栽培との違い|より安全性が高いと認められている自然農法

【有機栽培よりも厳しい基準を守り、食の安全に配慮】

有機農産物で使用可能な資材でも、当農園の自然農法では使用しません。栽培上の都合で使用は認められていても、体に良くないものもあるからです。

栽培法の結果が必ず収穫物として現れます。現れているのが実際の違いです。


【自然農法の考え方を少し紹介】

このサイトでは自然農法ではなく自然栽培と表記している所が多いですが、自然栽培の方が認知性が高いと思っているからです。違いはありません。


自然農法ガイドラインの一番初めには

「私たちは、自然の一員として生かされており、自然の働きを尊び、それに応じた生き方を実践する事が大切である。自然農法は「自然尊重、自然順応」を基本としており、私たちの生活や健康に欠くことの出来ない農産物を生み出す事だけでなく、国土や地域の自然を守り、人々の生活や文化を支える重要な営みである。

 

また、自然農法は「心のあり方」を大切にしている。土壌や作物にも命が宿り、愛情をかければそれに応え、作物が健全に育つと捉えている。

生産者生産者は、次のことを心得として自然農法を実践する事が大切である。

と書かれています。


自然農法実践者は、多くの時間と愛情をかけ作物を育てています。

※具体的な栽培方法に関しては、マニュアルはなく、ガイドラインや経験に基づいて各々が適切な方法を考え栽培しています。それは、その場所で作物が一番上手に育つ方法をとるので、生産者の考え方と相まって、それらが凝縮したそこだけのオリジナルの農産物になります。


自然農法・自然栽培の特徴|肥料、農薬の基準


自然の有機的な繋がりを意識した、植物性有機物を使用。

自然界の生物的営みを阻害する事の少ない、植物性有機物や腐植を主な栄養源とし、微生物の分解過程を経て植物の栄養とします。


品種改良された安全な作物と、分解の過程を終え安心できる適切な栄養のもとに育てられています。

遺伝子組み換え作物も必要となりません(当農園では使用しませんが、厩肥等を利用する場合は作物、収穫物の害にならないよう、家畜の飼料は人為的な化学物質が含まれていないものを利用し、抗生物質も使わないものを適切な分解過程を経て適量を使用するのは良いと思っています。)。



健康な土と作物を育て、農薬要らず。


2021年まで当農園では農薬(植物性・化学性)等、植物に人為的に作用する物を一切使用しておりません。

2023年から、状況に応じ食酢、植物活力液や、安全な野草から自作した、ミネラル液の使用をしております。


作物や土壌が健康でなくなる原因の解消を何よりの治療としております。

病害虫が発生する状態は、植物の栄養状態と生理機能が乱れた状態であり(例外もある)、根本的な対策が必要とされています。農薬の散布といった、病気という現象に一時的な対応行い、農薬の連用となるような方法を解決方法としていません。


国だけに頼らず、将来を考えた安全基準


畑の生態系や環境破壊、医療の分野でも問題になっている生活習慣病や様々な病気や体の不調を防ぐために、実際に発生している事象から栽培の基準を考えています。

その一つが、人体の機能「腸」から考えた農作物の栽培方法です。どの様な作物が体にとって良いのかを考え、方向性を決めています。




自然農法 当農園の栽培概要


※2021年1月現在。

【方向性、栽培方針】

・自然科学を一番の師(規範)とする。美味しく健康な作物を育てるため、農法問わず知識を集め精査し利用する。

・不耕起(小耕起)、多様な輪作・被覆作物の利用を行い有機的な繋がりをもつ「生きている土壌を育て続ける」。

・無理な栽培を行わず、土壌と植物の特性に合わせる。


【安全のために】

・口に出来ない、害の恐れがあるものは使用しない。(散布や施肥等)。

・造成等で人工的に畑が作られた場合は、自然に近い機能を取り戻させる手助けを行う。

・(主にりんご)実際の現場から遺伝子的に栽培が難しいと判断される場合は、少量植物の活性を高める資材(植物性)を使用するか、品種改良を行う。

・種子は出来るだけ自家採種した種を用いる。固定種では食味の良くないものは美味しいF1種を使用する。

・美味しくないものは販売しない。畑にて還元します。


【自然農法の栽培面積1.3ha】

・果樹-りんご、ぶどう、ハスカップ、カシス、洋ナシなど約65a

・野菜-トマト、エンドウ、ジャガイモ、スイートコーン、かぼちゃ、キュウリ、野菜セット用など約65a。



自然栽培・自然農法とは何か?


人の体、健康を考え生まれた栽培方法です。


食べものは「土から生まれ」ており、土の健康状態が植物、それを食べる動物や人の体の調子を左右しています。


自然農法の創始者は「岡田茂吉」(MOA)です。

岡田茂吉氏は農家ではありませんでした。自身の体を壊した事で、健康法の一環として、食事も見直し、農産物の生産方法の違いが与える影響を目の当たりにしました。そうして、自然農法が生まれました。

(他にも、岡田氏は色々な活動を行っていたようですが、自然農法は宗教ではありません)。


「わら 一本の革命」で有名な福岡正信氏は岡田氏の弟子にあたります。

福岡氏は自然農法についてこのように言っています。

「自然農法とは、人知も人為も加えない自然そのままの中に没入し、自然とともに生きていこうとする農法である。どこまでも自然が主体で、自然がものを作り、人間はこれに奉仕する立場をとる。」


私の解釈では、この場合周りの環境、「自然」という意味で使われる訳ではありません。その環境を作り上げた仕組みを「自然」と表現すると認識しています。


「自然」とは何でしょうか。福岡氏はわかりえないものだと。自然とは人を通してみた事だから。

言葉の表現出来ない事もあるので、体で感じる事が自然を把握するのには一番良い方法のようです。自然農法が誕生した経緯はこのようなものがあります。


当農園での自然農法という意味は「自然法則や仕組みを理解し、応用する。」とい事になります。

こうなると一生かかっても学び切れませんが、何でも勉強や学ぶ姿勢は大事という事で、再現性のある農法です。



本当に農薬と肥料を使ってないの?


農薬・無化学物質、動物性堆肥不使用です。

一般社団法人 MOA自然農法文化事業団の、MOA(エムオーエー)自然農法の認定を受けた畑で育てたものをお届けします。


有機JASよりも厳しい、日本でトップクラスの基準です。

農薬・無化学物質、動物性堆肥不使用等一切不使用です。農薬や肥料を使わなくても良い状態を整えることで、不必要としています。

転換中の畑では植物性残渣を使用する場合があります。



MOA自然農法って何?


有機JAS規格の参考にもされた、安心・安全の先駆け「MOA自然農法ガイドライン」に従い行われる農法のことです。

簡単に言うと農薬・化学肥料・動物性堆肥を使用しないで栽培する農法です。「人の健康を保つためにはどうすればよいか」という考えから生まれました。それぞれの畑に合った方法で、工夫して育てます。



無農薬・無施肥で採れる理由は?


作物を育てるという事において絶対のルールは、自然の仕組みを無視する事は出来ないという事です。

その仕組みに反する行為を行うと、自然の仕組みにより淘汰されます。逆にそのルールにさえ従えば無農薬・無肥料でも栽培可能です(具体的な技術に関しては別ページをご覧ください)。無農薬・無施肥で収穫出来るかどうかについては、遺伝子や地球の原子、植物の生理等について調べれば理解出来ると思います。



見た目はどう違うの?


一般のものと同様に虫食いもありません。

健康な栄養状態で育つ土壌・作物は過剰な栄養分を持たず、病害虫を呼ぶ原因(身体のバランスの乱れ)を作りません。一般のものより日持ちもします。
自然農法レタス 自然農法ニンニク 自然農法トマト

どういう味がするの?


それぞれ野菜の個性が引き立ち、香りが豊かで旨みが濃厚で、奥行きがある味です。

五感で楽しむ事が出来ます。本当に美味しいものは「あっ…」となります。甘いだけの美味しいとは違います。 栄養、機能性の分野でも注目されています。仕組みの整った自然栽培・農法だけでしか味わえません。



価格について


鮮度の違いだけではない、確かな品質。

一般のものより収量は劣ります。しかし、一つ一つ野菜本来の味が生き、料理の味付けも必要ないくらいです。そのままが一番旨いです。ドレッシングや調味料の味がおいしくなく感じるかもしれません。



自然栽培と自然農法の違いって?


実施者により自然栽培でも自然農法でも中身は異なります。

当農園の場合はどちらも同じ意味です。使い分けている理由は、検索で見つけやすくしてもらうためだけです。




自然農法の野菜を一部、写真でご紹介


沢山の生き物が野菜を育てています

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カエル(動物)ゴマ塩(害虫) オクラの花 切っても変色しないナス 緩衝地帯のある畑 ハスカップの花 夏頃の畑 かぼちゃの苗 難しいりんご 自然農法カシスジュース 冬のリンゴ苗 キヌサヤエンドウ ニンジン 自然農法ミニトマト 自然農法野菜 自然農法枝豆 自然農法スイートコーン 秋野菜 野菜 野菜セット ミックスベリー カットトマト 猫のノブ 自然農法かぼちゃ

【自然農法・自然栽培はどうやって始めるのが良いか】


・ここでは私が中山間地の畑で学んだ、実践の方法をお伝えします。



①農業を正しく(自然の仕組みに合った)勉強する
 身近に感じる野菜作りですが、基本があるという事をご存じない方も多いと思います。周りから聞いた話だけを参考にしては自然栽培は出来ません。自分で調べて考えないと本の通りには行きません。総合的に考えることの出来る知識を身につけましょう。そのために、一番良いのは農業基礎の教科書をマスターしましょう。農業の基本について書かれています。農業の基本は自然栽培の基本でもあります。農薬と肥料を使う事を除けば、自然栽培そのまんまです。わかってきたら、自然栽培の本を読みましょう。土壌学の本も。いかに農業基礎と自然栽培が近いかわかるはずです。人の話も、植物の話も聞きましょう。そうしてどんどん見識を深めていきましょう。実践で学んでも良いですが、何年かかるかわかりません。手っ取り早くいきましょう。

②畑を診る
 知識を身に着けたら、畑を診ます。目視で確認できる範囲で日あたり、排水性、風あたり、付近の環境、草の様子、立地などです。次にお約束。穴を掘ります。畑の状態が均等にわかるように数か所掘ります。私はスコップ一本位の深さを掘ってみます。検土杖も使いましょう。匂いだけでは、判断できません。総合的に調べます。土の性質が粘土が多いのか、砂が多いのか、中間なのかがわかるかと思います。また、深さによって出てくる土も違います。地下水位がわかるので、雨の次の日行ってみます。根がどのくらい伸びているかもわかります。さらにブロック状に切り出して診ればよくわかります。次に簡易的な方法として、掘ったら指で断面を上から順に押してみます。柔らかい所と硬くなる所があると思います。私の畑では柔らかい所が多い方が植物の生育は良いです。硬い所にもある程度根は通っているようですが、そこで生育が悪くなるように感じています。石が多くても同じです。排水が悪いのが一番ダメで、青くなっているようだとほとんど採れないと思います。私は畝の無い状態で最低でも40㎝は柔らかい団粒構造の整った所が必要だと感じています。pHも重要です。化学的土壌診断だけの結果だけを参考にしないでください。

③栽培する品目を決める、環境を変える
 土壌診断の結果を参考に何を栽培するか、どうするのか検討します。
 基本的には野菜栽培の基礎、果樹栽培の基礎に書いてある通りにすればほぼ大丈夫だと思います。各品目ごとの中にも品種によって適性が違うものがありますので、それについては専門書を読めば書いてあります。他に、育苗方法や畑の状態によって植え方が変わるので注意して下さい。品質が良く、採れる方法が正解です。間違っている場合、病害虫の被害が多かったり、収量があまり上がりません。その作物にはその栽培環境や方法が合っていないのかもしれません。無理な環境であれば慣行栽培します。

●野菜類について
 ・家で育苗は電気温床を使用しています。安定しており、管理が楽だからです。
品目によっては苗8歩作かその位に慎重に育苗します。種は固定種、F1どちらも使用しています。固定種の場合、形質が揃ってきやすいような気がしています。F1でも特に栽培上問題はありません。
育苗土ですが、最初の1~2年は米ぬか等で堆肥化させたものと土を混ぜて使っていました。今では、枝豆の後の砂壌土に近い土を育苗の土として利用しています。秋に集め、使い古した肥料袋(もらってくる等)に入れ、小屋の下辺りに置いて置きます。冬に-20℃近くになるので凍ります。春早くにハウスに入れ解凍し、セルトレイの分はふるいを使用し、均一にします。それをセルトレイに入れ乾燥させます。または、一度水をやり、草を発芽させその後乾燥させれば、草は生えにくくなると思います。乾燥したら、播種前に均一に水を与え、必要な地温を確保できるよう熱をかけます。鉢上げに使うポットは、大きさで育苗できる期間が決まる(トレイも同じ)のでものによって準備し、土は発芽させたものと同じ所の土を使いますが、大きな石や残さだけ取り除き、そのまま利用します。この方法は、若苗定植をする場合に使用しています。ネギ類は、もっと地力のある土を使用した方が良いと思います。品目によっては、時間が経過すると窒素切れのような症状が出ますので、そうならないうちに植えれるように逆算して定植日時を決めます。葉が一枚なくなるだけで、生育は違いますので適期で行います。定植後の気温も関係してきますので、余裕をもって計画を作ります。植物性堆肥の様な栄養が豊富な土であれば長期間育苗できますが、老化苗にすると、その後の生育回復がほぼ出来ませんので注意します。たまに、アブラムシや外から虫が入ってきているのでよく観察します。当たり前ですがポットの大きさで育苗期間が決まるのは、根が成長できる範囲によります。

●落葉果樹について
野菜と基本的な考え方は同じです。育苗すれば大苗になり、細根が増え結果年数が早まります。地植えは直根が多いと感じます。台木の長さも長くなり過ぎないようにしています。弱りそうなときは、りんごの場合盛土をして対処しています。果樹の場合、剪定も大きな役割をもってきますので慎重に行います。最初は生殖成長を強める方法は出来る限り避け、栄養成長が強まるように行います。誘引などで花芽を付きやすいようにやり過ぎると、樹勢が一気に落ちます(場所にもよる)。果樹の性質に合った剪定を行います。主幹、主枝等それぞれ独立した栄養機関と考え、栄養が偏らないようにします。木の栄養状態を診つつ、無駄な枝が無いように春には摘心を行います。また、りんごの1~4年生位の若木には、展葉してくると芽を止める虫がつく(前年度に入っている)ので、3日に1回程度虫を取ります。他にも虫が付きます。目安としては、カエルが木に登ってくるころまでです。これをしないと木の生育が1年遅れます。大きくなって来れば、ほとんど問題ありません。たまに、ガ系統の卵塊があるので見て回ります。根が浅いものは草と競合しますので注意します。

●自然農法の土壌について
自然農法では不耕起栽培か耕起栽培か議論があると思います。農作物から言わせれば、地力があり生育が良ければどっちでも良いのです。ただ耕起すれば有機物を分解する速度が速まるので、消耗は早くなります。土壌の維持については、土壌がどの様に生成されたか歴史的に考えれば、それが参考になると思います。それと同様に植物の生育を理解するには植物生理について知らなければなりません。

参考文献

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