育て方で野菜の栄養が違う理由|野菜に詳しくなる


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どうして農薬も使わないのに虫に食べられないのか

植物工場や土と虫とファイトアレキシンの関係

育てかたの違いで野菜の栄養価にどの位差が出るのか


実際どうなのかというと、「自然農法・自然栽培の野菜を食べると成績が上がったり、アトピーや病気の症状が改善した。」という報告は数多くあります。しかし、成分的にはあらゆる畑や条件を分析して、数値化してみなければ、何がどのくらい違うかというのはわかりません。


また、逆に自然農法で育てた野菜は体に悪いと思っている方もいると思います。おそらくそれは、虫食いだらけのほったらかしの野菜の事ではないでしょうか。そのような方法は自然農法とはいいません。

分析もそう簡単には出来ません。検査は1成分あたり数万円も費用がかかります。しかも、それを1つの野菜で何十成分、栽培法や畑を変えて何回も調べなければなりません。なので、ぜひ国の方でやって欲しいと思います。

肥料の量=栄養価とも違います。農産物の原子や分子の質量から判断出来るかもしれません。農薬の使用、不使用、肥料の種類、環境条件等について考察したいと思います。




1.農薬の使用と不使用

農薬の影響は、植物、土壌、微生物、その他生き物に影響があります。ただ、自然環境の中で野菜を育てるというのは非常に難しいです。


植物の場合は生理機能に影響があるという事が考えられます。適切な栄養合成や分解の機能が乱され、養分の吸収バランスや、病害に対する抵抗力機能に障害が起こっているかもしれません。その結果、生育不良の根本原因がわからなくなる事が考えられます。



土壌では、農薬は分解されるという事になっています。微生物は様々な種類が、各々役割を持って活動しています。農薬を分解できる微生物もいるでしょうが、そういったものに弱い微生物もいます。年に数回使用するだけでも、微生物の組成を変化させてしまう位の影響力はあるでしょう。あくまで、微生物といのは環境に従って生成されると考えています。また、土壌で栄養分はイオンの形で保持されていますので、置き換わりや溶脱にも影響があるのかもしれません。



微生物は、植物上に多いエンドファイトと、土壌の微生物根粒菌、菌根菌、光合成細菌等と大きく分けて考えています。農薬の使用は文献や現場の感覚で考えるなら、これらには良い影響を与えている様には見えません。これらは、大概の場合植物の活動にも大きく良い影響を与えていると考えられており、栄養的な面から見ても色々と補助してくれているようです。



ネオニコチノイドは、蜂が巣に帰って来られなくなっていた原因ともいわれています。脳や神経に作用していたと報告があったかと思います。農薬は殺虫剤、殺菌剤、除草剤等色々あります。例えば原液を飲むなどは間違った用途ですが、人にも効果抜群なので体には良くないです。ものによりますが、生き物の生理機能を阻害する働きがあり、全く植物に残留していない訳ではないので、ない方が良いかもしれません。



ただでさえ雨が多く、病気が広がりやすい環境の日本では農薬の使用量が多いのは当たり前かもしれません。カルフォルにア州の有機りんご園では雨が少ないため、年に2回しか農薬を使用しないと、事例研修の時に聞き、驚きました(日本でリンゴを普通に栽培するには、最低でも10回の農薬散布が必要と言われています)。雨が降ると病気が一気に出るとも言っておりました。

当然りんごの品種や品質に対する捉え方も違いますが。ちなみにアメリカでは、小ぶりなリンゴのを一人1個食べる感じです。日本のように、切り分けて食べるようなことはしないそうです。試食では桃を頂きました。はっきり言って、日本で食べる桃の10倍位旨かったです。とてつもない甘さで、唐辛子をつけて食べるのだとか。果肉は硬く、雨の少ない(ほぼ降らない)環境で育ったという事が表れているようでした。

これは学生時代の10年程前の話ですが、当時でもアメリカ農産物の品質は非常に高く、生産方式も効率が良く環境に恵まれ、広大な面積で(降水が少なく、湿度が低いという意味で)、生産者というより経営者の考えが強いアメリカと、競争するなんて恐ろしくて考えられませんでした。あぁ、こりゃ負けるだろうなと。日本のものは品質が高いとよく聞きましたが、そう自慢するほどではありません。どこの国だって、良いものを育てているのですから。しかも、現在はアメリカの方が農業に対する補助が、日本より3倍程度手厚いみたいです。食料自給率はカロリーベースで130%あり、日本の40%以下とは比べるまでもありません。また、消費者の需要に合わせるというのも手ですが、農作物は地力という制限要因もありますので、無限には育ちません。余力のある国にどう輸出で勝てば良いのでしょうか。ゲリラ戦なら勝ちも負けもしないそうですが。



以上余談でした。品目にもよりますが、農薬を使用しなければりんごなど90%以上収穫が出来なくなると言われています。実際にその通りだと思います。植物生理の観点から色々試してみましたが、普通に育て、農薬を使用した場合の収量を得るのは全体をハウスで囲いでもしない限り無理でしょう。品種改良の時点で、病害虫に対する抵抗性の低いものが選抜されてきたのだと思います。抵抗性といっても、光合成やら、クチクラソウやら根域やら小さな生理機能の違いが積み重なっているのかもしれません。


生産側からすれば無農薬栽培するリスクを取るより、農薬を適切に使って安定して、一定の美味しさのものを、一定価格で生産、販売する方が良いと考えている方が多いのではないでしょうか。


現在の流通形式では、見た目や量の方が重視されるように感じますので、しょうがないかとも言えます。規格から少しずれただけで価格が馬鹿みたいに下がり、虫食いのものは規格外と言われ普通には二束三文にもならず流通出来ないのですから。しかも自然環境を相手にしながら。
農家もそんな中で生計を立てて、農産物を安定的に供給してくれるのですから、軽々しく無農薬栽培や有機栽培を進めるなんて事は出来ません。確実なデータと、誰にでも再現可能な技術、販売に関わるサポートなど総合的な支援が必要です。経済(物流)という単語ですべてをひとくくりにするのもおかしいのではと感じています。世界中の農産物がフェアトレードされたなら、いったいどうなるのでしょうか。
たまに農家を馬鹿にするようなおバカな人もいるようですが、例えば300円で販売できる規格の揃った白菜を、4000千個自分で育てる事が出来るようになってからにして下さい。我々の食卓は、経済性が採れない状況下にもかかわらず育てられた農産物によって支えられ、世界は小規模の農家によって支えられているのです。



2.肥料の種類と効果

肥料は有機物、化学肥料、どちらの機能もそろえた物、緑肥等ありますが、書面上の解釈ではなく、ここでは土壌、土壌生物、植物の栄養となるものを肥料と定義して考察します。

まず、肥料は元素です。ですので、元素の動きを追えば理解がしやすいと思います。
例えば窒素はNで表せますが、実際は「N」という形のものを吸収している訳ではありません。化合物の硝酸アンモニウムや石灰窒素などの形で存在します。土壌に施肥されると、土壌微生物や物理的作用等によって植物が吸収できる形まで変化します。直接は植物は利用できないのです。
その過程でイオンのやり取りが発生します。微々たる電気の発生もあるようですが、その効果ははっきりとわかっていないので誰か研究して下さい。そうして、吸収できる様になった形のものを植物が利用するわけですが、ここに問題があります。吸収したものを利用するには、植物の中でさらに分解や合成を行い、エネルギーとして利用できる形にしなければなりません。という事は利用するためにもエネルギーが必要になるのです。と、これが大まかな化学肥料の利用のされ方と考えています。

次に別パターンです。植物が、肥料をエネルギーとする分解や合成にはエネルギーが必要と説明しました。ですが、この過程をすっ飛ばせるとすればどうでしょうか。最初から直接エネルギーとして利用できるものあれば、植物は無駄な消費をしなくて済みます。それが、自然農法の栄養の与え方です。結果、無駄なエネルギーが減り、果実や種子が充実し美味しくなると考えています。また、栄養の分解や合成の過程が病害虫との感受性にも関係してきます。



3.土壌条件

土壌条件が、農産物の生産量を大きく左右します。土壌によって構成成分が異なり、性質が異なるからです。また、土壌の厚さも植物の生理に関係してきます。

土壌の性質や栄養状態によって、育てられる植物が変わります。利用できる栄養が植物によって異なるためです。また、栄養だけでなく、植物の特性が十分発揮出来る土壌でなければ、収量を得る事は難しいです。人間がストレスを感じない空間があるように、植物にもそれが必要です。


栄養は生育に応じて適切な量が与えられなければなりません。過剰でも不足でも病害や生理障害の原因になります。ただ、現在判明している栄養素だけが影響している訳ではないという事を覚えておく必要があります。元素の相互関係はとても複雑なのです。



4.環境条件

環境が全てを作ると言っても過言ではありません。環境が母で、土壌や遺伝子が子です。

地球は主に質量の大きい岩石が中心にあり、外側に向かって軽いものが重なり出来ているとされています。そういった地質の配分や重力、化学変化があって環境が生成されたと考えています。環境は地球上での生存ルールです。

そうして環境が安定したところに、生物が誕生し、適応します。植物や微生物もそういった環境影響を遺伝子や栄養として記録しており、それを摂取する事でも生物に影響が反映されるという訳です。ただ、減数分裂等複数の遺伝子を取り込み、変化や選別が行われなければ遺伝子というのは変化しにくい、または変化の影響を感じ取りにくいようです。


ですので、色々な場所から集められた種子を別の土壌や環境下で栽培しても、上手く育ちません。土壌も環境の影響を受けて生成されるので、場所によって条件が異なります。一律同じ施肥量や品種で栽培するのは難しくなります。



5.適応と進化、遺伝

環境によって遺伝子は変化します。良くも悪くもです。環境に適応出来たものが進化という形で残っています。

進化は常に「良くなる」訳ではありません。環境に合ったものが、「選択される」のです。



6.品種特性

植物を人工的に選抜し、都合の良い特性を持ったもの。品種によって性質が大きく異なるので栽培には重要。








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