無農薬栽培で野菜を育てるとは

何よりも大事な「土」の話
数万年以上前から土壌は存在します。土は上部から出来ます。その間に土壌は生物が生き死にする場となります。生物的生成過程を経て、有機物、腐植を貯めこみます。貯めこんだ所は多種多様な微生物が活動する場となり、多様な元素を生み出します。
土は鉱物、生物、有機物等から出来ています。そうして、土に住む多様な生物の活動があって、始めて植物を育てる事の出来る「土壌」となります。自然農法の指す良い土というのは、そのような土壌の事を言います。ただ、土壌は上手に利用しなければ消耗し、荒廃します。鉱物だけ残っている土は土壌とは言いません。

自然農法はその生きている土壌を利用するので、とても旨い農産物が育つのです。「作物は土壌そのもの」なのです。現在までに消費されてしまった土壌を「土壌」に近づける事が、美味しく健康で、病害虫にも侵されない農産物を育てる第一歩です。

作物に育ってもらうためのこだわり
作物は「育てる」のではなく、「育ってもらう」のが一番です。私たちは、科学としての知識しか持っていないからです。植物工場に近い方法でも作物を育てる事が出来ますが、それはただ、有限である資源を集約させ、莫大なカロリーを消費します。そうやって、知識だけで作物を育てます。人智だけで解決可能なら、環境問題やテレビで放送される問題は発生しないでしょう。そうして、将来に負債を発生させます。金で物は買えますが、金は食べても美味しくありませんし、カロリーもほとんどありません。

だから、私たちは作物に育ってもらう事を第一に考えます。作物に合った環境を高いコストで作るのではなく、土壌や環境に合わせた作物を栽培します。そうすれば、作物にかかるコストは最低限で済みます。無理な栽培は、すべて仕組みを作らなければなりません。作物の生育期間中費用が発生し続け、費用(人から見た)の範囲でしかものは出来ません。はたしてそれを食べ続け、健康は考えられるのでしょうか。でも、収量は多い。それはどこから集めた資源ですか?

土壌や環境に合った栽培であれば、すでに整った仕組みの中に作物を溶け込ませる事が出来ます。そうすれば、適度な収量、美味しく、健康で病気知らずの、栄養豊富な、しかも有益微生物のおまけ付きです。大事なのは「何とか栽培」ではなく、「作物の栄養状態と生理機能に合った栽培」です。人間も体で多くの微生物と共生しています。人は無菌状態では生きていけません。
ちなみに、植物の病気とは、「植物が健康でない状態を示すもので、連続的な刺激により植物の生理機能が乱されている状態、ある原因が継続的に作用して起こる植物の異常を表現する用語」また、「植物の病気は植物が生きている内に始まる微生物の分解過程ともとらえる事が出来る。」との記載があります(植物病理学 東京化学同人)。植物の病気と人間の病気って非常に似ていませんか。植物はどこで育てるのが適切でしょうか。

本物のおいしさは脳に美味しい瞬間が残るもの。
実は私は美味しいもの、食べ物について何も知りもしませんでしたし、興味もありませんでした。食べ物って「こんなもんなんだな」程度の認識でした。子供のころだったので美味しいものと言えば買って食べるお菓子とか唐揚げとか、後は母の作るかま焼きもちとかでした。野菜や果物なんて別に美味しく感じず(今は美味しい野菜も好きです)、好きで食べようとは思いませんでした。その認識が変わったのが農業大学校の果樹経営科に入った時からでした。そこで食べたリンゴが旨いのなんの。私がそれまで食べていたリンゴはリンゴではなかったのです。衝撃でした。美味しいものを知ると記憶に残り、それまで普通に食べていた物の正体が暴かれます。体は美味しいものを摂りたがるのです。

果樹科といえば食べるのが仕事です。食べてみないとその育て方で良いかわからないからです。岩手県のりんごは全国有数の産地です。ブランドで有名な江刺りんごも岩手県にあります。県内の産地のりんごもたくさん食べる機会がありました。糖度20度を超えるリンゴ(普通出回っているリンゴで甘いと感じる糖度が15~16度)、寒締めリンゴ、江刺リンゴや県北のリンゴ、どれも素晴らしい美味しさですし(脳内に残っています)、生産者の努力も凄まじいものです(実地研修などはよくありました)。それがきっかけで「農業っていいな」と思えるようになりました。一応真面目に勉強はしていましたが、農業はそんなに好きではありませんでした。好きになれる要素が感じられませんでした。

卒業研究は「りんごの交信攪乱材を利用した減農薬栽培の実証」というテーマで研究を行いました。環境負荷の少ない農薬や安全性の高い資材を使ったリンゴ栽培の研究です。当時は「自然栽培」がちょうど話題になっていた時でした。今まで食べた美味しいものを、もっと安全に低コストでという気持ちや、自然栽培への興味があったからです。減農薬栽培では問題なくリンゴ栽培は可能です(当時は10回程度の農薬散布でした)。その時に違いを比べるために、無農薬区を設けてもらい、また、同級生が木酢液を使用した栽培について研究していました。

無農薬区は極早生のりんごであれば去年の農薬の残効で問題なく成っていました。しかし、時間が経過するほど病気が発生し、葉っぱが落ち、晩生のふじでは外見は小ぶりで無残、糖度は14度程度しかありませんでした。しかし、食味は味が濃かったのを覚えています。その時の現象として、木酢液を使用した同級生の試験区では減農薬区や無農薬区よりハダニの発生が多かったのです。当時は原因がわかりませんでしたが、今ではリンゴの栄養と生理の関係だという事がわかりつつあります。
その園地の土壌は、礫や真砂土が多く掘りにくかった覚えがあります(春休みに植え替えを手伝う機会があった)。ちょうど私が今上手くいっていないリンゴの畑と土層が似ています(私は別な畑に移植しました)。そんな農業大学校の土壌でも農薬と肥料があれば栽培は可能でした。

そんなこんなで、卒業し、研修を経て農業を始める事になりました。その頃には食の安全性について考える事が多くありました。自然栽培でやりたいという気持ちがありましたが、経営の事を考えると減農薬栽培や有機栽培の方が良いのではという気持ちの間で考えていました。ただ、出来た農産物を売るときに、安全でない事をわかっているのだから、自分はどう売れば良いのだろう、売って良いいのだろうかと。ここで妥協した方が良いのだろうかと。始めたばかりで上手く行かない事もあり、最初の頃は虫食いだらけで収穫まで行きませんでした。無力感を刻まれていました。

それでもやめる決心が付かなかったのは、出来る兆しや、採れたものがすごく美味しく感じたからです。たまに、自然が飴を転がして寄越すのです。植物に上手く使われているなと、感じる時もあります。美味しいものには、消極的な気持ちや暗い気持ちを吹き飛ばす力があります。栽培については、よく植物に叱られています。「お前はどこを見ているのか」と

毎日必要なものだからこそ
せっかく美味しくて安全でも、高価でたまにしか食べられないのではただの嗜好品です。「食べ物は毎日必要な体や気力の源です。」出来るだけ、毎日食べて貰いたい。皆さんやりたい事があると思います。少しでもその為に役立つ事が出来ればと思っています。ついでに、農業にも興味を持ってもらえれば最高です。やりたい事がない人は農業をやってみる気はありませんか。植物から学ぶことも非常に多いです。



遠野もぐもぐカントリーの由来
遠野もぐもぐカントリー ロゴ


 ●美味しい野菜を食べてもらいたい。
本物の野菜ってなんだろう?おいしい野菜ってなんだろう? カラダにいい野菜ってなんだろう? それを知ってもらうには食べて頂くのが一番だと思います。そのために、「もぐもぐ」と安心して食べていただけるよう本物の野菜作りをしています。田舎の大自然の中で育った美味しい野菜を安心して食べてもらって、野菜に少しでも興味を持ってもらいたい―そんな願いを込めて名前を決ました(2014年頃からこの名前でやっています。某○○タイムのパクリではありません)。





どうやったら美味しくなるのだろう?

私が自然栽培・自然農法を知ったのは、高校2年の時でした。その後、農業大学校でりんご、ぶどうなど果樹経営について学びました。江刺や学校で栽培していたりんごを食べたとき、衝撃を受けました。「りんごってこんなに美味いものだったのか」と。そこで、「美味しいりんごを作るにはどうしたら良いのか」と考えるようになりました。品種、樹形、気候、肥料、活性炭、微生物、最新の栽培技術など。
気が付くと、美味しくするには自然栽培・農法と考え方・方法が似ている事に気が付きました。

それから、今度は自然栽培・農法について調べました。何もしない、自然との共生、植物のお手伝い、自然栽培・農法の植物の仕組みなど。漠然とした事しか書いてありませんでいたが、一つ一つ調べていくと、根拠があり、理にかなったものだということがわかりました。
そうしてまた、果樹栽培・野菜栽培の基礎、土壌学、植物病理学、応用昆虫学、作物生理学、農業経営など様々な教科書、書籍を見てみました。そうすると、あっちの学問ではこうするのが良い、こちではこの方が良い、肥料をやれば良いなど。矛盾してくる点が見えてきました。今の農業の現場では、この矛盾点が問題となり、収量こそ上がるものの、食味、品質・栄養価の低下、無駄な農薬の使用、農業のコスト増、消費者の食料に対する関心の低下の一因になっているのではと思いました。

今になりようやくわかってきたのが、「植物の栄養状態・生理状態が正常であれば病害虫にも侵されず、美味しいものが作れる」という事実でした。逆にそれが悪くなれば、収量の低下、食味の悪化、病害虫の誘因・発生等につながります。
肥料や農薬は栄養状態・生理状態が悪化し、それを改善する為に一時的に、対処療法として与えられるものです。それが、栄養状態・生理機能を乱す原因になり悪循環が生まれます。
また、その理由から考えていくと、植物の状態をよく保つには、土壌や栽培環境の改善も必要になって来ます。対処療法からの転換です。

そうしてたどり着いたのが、自然栽培・農法です。経営も大事ですが、お客様に食べていただくものに失礼(利益優先)があっては経営以前の問題だと思います。なおさら、よくない理由が分かっていながら、販売する事は出来ません。
この農法は土づくりにも3年以上かかり、難しい点もある農法です。 他の栽培方法では育てることの出来ない農産物が生まれます。生産者として、一般栽培の方が努力しているように、それ以上の努力をもって食べていただく方が喜んでいただけるよう尽くしたいと思います。 【遠野もぐもぐカントリーの野菜とは】

民話のふるさと遠野からお届けします
 家族で日々奮闘しております。環境、土壌にあった栽培方法を行い、よりおいしく元気な野菜を提供できるように努力しています。

代表:菊池 巧明
1990年1月生まれ。兼業農家のもとに生まれる。
地元農業高校を卒業後、岩手県立農業大学校に進学。果樹を専攻する。卒業後、農業法人で研修。
家では果樹・野菜の無農薬・無施肥栽培を始める。ペットはたまに来るカラス。歩き方がかわいい。
好きなものは布団。今日も布団の魔力と戦っています。あまりアクティブではないが、動くときは動く。農業は思いついたら、とりあえず検証してみるタイプ。時間を作りクラリネットも練習したい。
 お勧めのリンゴの品種は、千秋、黄香、青林、こうこう。
 
遠野もぐもぐカントリー 畑 写真

野菜の力

 遠野もぐもぐカントリーでは、こだわりとして野菜に農薬・化学物質・たい肥や肥料などを一切与えておりません。自然の中の仕組みを利用し、野菜が力を出し切れるようにサポートすることで、野菜本来のうまみと味を引き出すことができます。健康な人が病気にならないように、野菜も健康であれば病気にならず、害虫も寄り付きにくくなるのです。

もぐカンFAQ



遠野 風景

遠野市について

 北国、岩手県の内陸にある北上高地という四方を山に囲まれた盆地です。夏冬の気温差が激しく大変厳しい自然環境ですが、その分農産物も美味しく、季節のうつろいが美しいです。また、遠野物語、民話の里として有名です。夏は暑い時で35度近くになり、冬は-20℃近くになる(昔はもっと寒かったらしい)。 青森の桜が開花してから、遠野の桜が咲きます。また遠野でも地区によって桜の咲くタイミングが違います。





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自然栽培の夏野菜通販【遠野もぐもぐカントリー】

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