自然農法で野菜を作り始めたきっかけ|美味しいは人のエネルギー
民話のふるさと岩手県遠野市で農作物を育てています
自然に近づき、植物医療に沿った管理で安心・安全をお届けします。ただ自然の中で育てているだけではいけません。その結果旨味の濃い、病害虫にもやられない美味しくて健康な野菜を収穫出来ます。
これが店舗名の由来になっています。 自然環境の中で、旨味が凝縮された野菜・果物と産地直送で、美味しいを体現します。
どうやったら美味しくなるのだろう?
肥料や農薬は
また、その理由から考えていくと、植物の状態をよく保つには、土壌や栽培環境の改善も必要になって来ます。対処療法からの転換です。
私は一般農法の学校で農業を学んでいました。学んでいる内に一般農法でも、最新の技術は自然栽培・農法と考え方・方法が似ている事に気が付きました。こっそり自然農法や自然栽培も勉強していたからです。
一般農法は、部分的な視点での捉え方が特に多かったのです。全体で最適化されている訳ではありませんでした。自然農法は自然のままなど曖昧な所が多くありました。今の農業の現場では、収量こそ上がるものの、食味、品質・栄養価の低下、余分な農薬の使用、農業のコスト増、消費者の食料に対する関心の低下の一因になっているのではと思いました。自然農法でやるとしても技術として利用するのは難しいと感じました。
ですが、大事なのは「必要かそうでないか」と考えがありました。社会環境を見る限り、必要なのは有機的な繋がりが強い自然農法でした。病気まみれの栽培方法では、結果は見えていると現在が教えてくれています。
自然農法では、他の農法では育てることの出来ない農産物が生まれます。有機的な生き物の繋がりは、我々が考える想像以上の影響力を持っています。自然の中にいると、人の盲目さに気づかされてしまいます。
自然豊かな民話のふるさと遠野からお届けします
プロフィール
●1990年1月生まれ。兼業農家のもとに生まれる。幼少期頃の遊び場は主に牛舎。
● 地元農業高校を卒業後、岩手県立農業大学校に進学。果樹を専攻する。卒業後、農業法人で研修。
●果樹・野菜の無農薬・無施肥栽培を始める。2020年で約10年目。ペットはたまに来るカラス。良く見ると歩き方がかわいい。猫も増えた。
● 好きなものは布団と本。あまりアクティブではないが、動くときは動く。農業は思いついたら、とりあえず検証してみるタイプ。時間を作りクラリネットも練習したい。
お勧めのリンゴの品種は、千秋、黄香、青林、こうこう。
栽培に対する考え方
「農薬や肥料と作物」といった近視眼的な捉え方でなく、作物が栽培される環境、土壌、そこで営んでいる生き物の仕組みが生きる方法を取ります。
品種改良された安全な作物と、分解の過程を終え安心できる適切な栄養のもとに育てられています。遺伝子組み換え作物も必要となりません。
(当農園では使用しませんが、厩肥等を利用する場合は作物、収穫物の害にならないよう、家畜の飼料は人為的な化学物質が含まれていないものを利用し、抗生物質も使わないものを適切な分解過程を経て適量を使用するのは良いと思っています。)
農薬不使用のために
食べものの美味しさを知る衝撃
認識が変わったのが農業大学校の果樹経営科に入った時からでした。そこで食べたリンゴが旨いのなんの。私がそれまで食べていたリンゴはリンゴではなかったのです。衝撃でした。美味しいものを知ると記憶に残り、それまで普通に食べていた物の正体が暴かれます。体は美味しいものを摂りたがるのです。
完全無散布、無農薬、無袋自然農法りんご
果樹科といえば食べるのが仕事です。
県内の産地のりんごや良い先生に出会い、たくさん食べる機会がありました。糖度20度を超えるリンゴ(普通出回っているリンゴで甘いと感じる糖度が15~16度)、寒締めリンゴ、江刺リンゴや県北のリンゴ、どれも素晴らしい美味しさですし(脳内に残っています)、生産者の努力も凄まじいものです(実地研修などはよくありました)。
それがきっかけで「農業っていいな」と思えるようになりました。一応真面目に勉強はしていましたが、それまで農業はそんなに好きではありませんでした。よくない記憶の方が多かったからです。
りんごの減農薬栽培
当時は「自然栽培」がちょうど話題になっていた時でした。今まで食べた美味しいものを、もっと安全に低コストでという気持ちや、自然栽培への興味があったからです。
減農薬栽培では問題なくリンゴ栽培は可能です(当時は10回程度の農薬散布でした)。その時に違いを比べるために、無農薬区を設けてもらい、また、同級生が木酢液を使用した栽培について研究していました。
無農薬区は極早生のりんごであれば去年の農薬の残効で問題なく成っていました。しかし、季節が進むほど病気が発生し、葉っぱが落ち、晩生のふじでは外見は小ぶりで無残、糖度は14度程度しかありませんでした。しかし、食味は味が濃かったのを覚えています。その時の現象として、木酢液を使用した同級生の試験区では減農薬区や無農薬区よりハダニの発生が多かったのです。
当時は原因がわかりませんでしたが、今ではリンゴの栄養と生理の関係だという事がわかりつつあります。
その園地の土壌は、礫や真砂土が多く掘りにくかった覚えがあります(春休みに植え替えを手伝う機会があった)。ちょうど私が今上手くいっていないリンゴの畑と土層が似ています(私は別な畑に移植しました)。そんな農業大学校の土壌でも農薬と肥料があれば栽培は可能でした。
美味しいものを食べた経験
それでもやめる決心が付かなかったのは、出来る兆しや、採れたものがすごく美味しく感じたからです。たまに、自然が飴を転がして寄越すのです。植物に上手く使われているなと、感じる時もあります。美味しいものには、消極的な気持ちや暗い気持ちを吹き飛ばす力があります。栽培については、よく植物に叱られています。「お前はどこを見ているのか」と。
遠野もぐもぐカントリーでは、野菜・果物に農薬・化学物質・たい肥や肥料などを一切与えておりません。自然の中の仕組みを利用し、野菜が力を出し切れるようにサポートすることで、野菜本来のうまみと味を引き出すことができます。健康な人が病気にならないように、野菜も健康であれば病気にならず、害虫も寄り付きにくくなるのです。
遠野市について
高清水ではタイミングが良ければ雲海も見る事が出来ます。
お土産は、明けがらす、ぶどう飴、どぶろく、地ビール、ジンギスカン、アイスクリームなどなどあります。
Shop インフォメーション
【クロネコwebコレクト】
【ゼウス】
自然農法・自然栽培で採れたて無農薬夏野菜の宅配| 遠野もぐもぐカントリー遠野もぐもぐカントリー
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自然農法・自然栽培の夏野菜通販【遠野もぐもぐカントリー】
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